アガリクスというのは200種以上あるハラタケ属というキノコの総称です。実はわたしたちがよく口にしているマッシュルームもこの中に含まれているキノコの一種。本当に幅広いキノコが属している種類の名前なのです。
このアガリクス茸の中で、一般的に効果があるのではと言われているのがヒメマツタケというキノコで、学名をアガリクス・ブラゼイ・ムリルといいます。
昭和50年に東京大学教授の岩出博士が人工栽培に成功して、その後、何度も改良を重ねた効力の高いヒメマツタケの菌株に「岩出101株」と名付けたということです。
このキノコは20年以上前から研究されていて今もなお改良を重ねているそうで、安全性の確認もしっかりされています。
キノコは分類上は同一であっても菌株が違ったり、栽培方法や栽培地、土壌が異なると含まれる有効成分も変わってしまうそう。同じヒメマツタケでももともとの菌株が違ってしまうと成分が違うので効果にも違いが出てしまいます。身近なはなしですと、日本産、韓国産のマツタケを比べてみると「香り」が決定的に違うのがよい例です。
一般的にヒメマツタケにはいろいろ効果がありますが、中でも研究がしっかりされていて効果が検証されているヒメマツタケ岩出101株を使った健康食品を取り入れるのが得策のようです。
ただし、市場にはヒメマツタケの偽物も多く出回っているそうなので、信頼できるメーカーの製品を購入するなどして、わたしたちも注意しなければいけませんね。
アガリクスには子実体を使用したものと菌糸体を使用したものとがあります。
日常、わたしたちが食べている傘と柄があるキノコが「子実体」といわれる部分です。これに対して普段は目にすることはない根っこが「菌糸体」という部分になります。
どちらも有用性はあるそうですが、含まれている成分が異なります。
それぞれの成分にいろいろな効果があるので、両方を摂取できる健康食品が一番望ましいですね。